クラス/手帳/時間管理

今年の授業について,一通り顔合わせが終わりました。この時期は何人もの人と初顔合わせがあるので,それなりに疲れます。このブログも一週間ぶりの更新になります。

 

● どれも素晴らしいクラス

今年度担当させてもらうクラスはどのクラスもとても素晴らしいと思います。もちろん,それは私が思っているだけで,相手の印象は悪いかもしれませんが…。ですが,それはそれで退場していくので,無理に考える必要はありません。合う合わないはどうしたってあります。そのためにたくさんのスタッフがいるということを忘れてはいけません。そういう意味では,同じ学校の同じ講座で違う先生がやる体制をもっていることは,顧客維持のためにもとても大切ですね。

 

● 手帳を買った

今年度の手帳をようやく買いました。4月上旬はグーグルカレンダーを使ってみようと思ってやっていたのですが,手帳を見ながら作業することができないのと,私の場合は手帳をいろんな用途で使うので,結局アナログが良いとアナログ手帳を買いました。安心感がありますね。この辺り,やはり「手に持てる」ということの大事さを再認識しています。

 

● 時間管理がついているものを

今回買った手帳で今までと違うのは,朝8時から夜23時までの時間管理表がついていることですね。これは便利です。その日の何時ぐらいに何をやるのか,また,空き時間が空間的に把握できますから,私にとってはとても良いです。あとはしっかりと記入する癖をつけること。それができれば,休む時間と動く時間をだらだらすることなく切り替えられそうです。

 

Practice makes perfect.

 

 

 

出だし/初めまして/動く

昨日から新学期が始まりました。クラスの人数は多く,あまり人数の多いクラスには慣れていないので少し不安でしたが,結果はとても良かったと思います。

 

● 出だしが肝心

授業とはいえ,重苦しい雰囲気でやることは頭の回転を鈍くするという自分の経験がありますので,できるだけ楽しい雰囲気にしたいと思っています。だからといって,だらけないようにするのもまた大切です。そこは技術だと思っています。

そして楽しい雰囲気にするには一発目が肝心。鴨頭さんの「許可の笑い」をなるべく初めの方にやり,その反応を見て方向性がガラッと変わります。昨日のクラスはとても反応が良かったので助かりましたが,その後2手目,3手目を用意しておくことがこれからの課題です。

 

● 今日も初めまして

今日の授業も初めましてのクラスです。基本的には同じように勝負します。しかし最近思うのは,私個人の技量ももちろん大事ですが,同時に教室全体の雰囲気も大事だということ。それによって,生徒の緊張度合いが変わってきます。私の場合,教室の雰囲気にはとても恵まれているので,やりやすいというのがあると思います。ありがたい話です。

 

● 動くと楽しい

休みの日が続いて,特にいろいろ出かけたわけでもないので,同じことを毎日繰り返しやる日が続いていました。その中でも変化をつけていたので,小さな発見がありおもしろかったのですが,仕事が始まるとやはり違います。

他の人との交流はとてもダイナミックで,その中で気づく点もたくさんあります。たしかに動けばトラブルになる確率は上がりますが,同時に楽しいことも多くあります。ギバーの精神をしっかり持っていれば,満足感や充実感を得られる可能性はグンと上がります。常に相手に先に何かを与える精神を持っていたいものです。

 

I can accept failure, everyone fails at something. But I can't accept not trying.

Michael Jordan

 

 

 

友人/計測/生活

今日から新学期が始まります。今年は同じ学年の同じレベルのクラスが多いので,準備は昨年ほど大変ではありません。しかししっかり準備をして望みたいと思います。

最大の懸念が,研究時間が最近あまりとれていないことです。3年のうちの1年がすでに経過しました。それなりの成果は出たように思いますが,ここからは気を引き締めて,一日のうちで研究がその他の活動と比べて最も進んだという状態にしていく必要があると思っています。

 

● 友人に会う

昨日の夜はここ10年ほど付き合いのある友人と会いました。私とはタイプの全く違う友人ですが,話しているととても楽しいです。細かいところで意識の違いはあるのですが,そこを軽く指摘し合える関係はとてもいいですね。気を遣いすぎるあまり,相手のことを指摘できないのは長い付き合いではしんどいです。とはいえ,喧嘩みたいになってしまうのも同時にしんどい。軽く笑いながら指摘し合えることは長い目で見て幸せなことです。

 

● 時間の計測

今,一日のうちでノルマを課してやっていることがあります。そして,休みの期間が終わり,労働時間は普通の人よりも短いとはいえ,仕事が入ってくる。その中でどのように研究時間を捻出するかを本気で考えなければなりません。

そこで,今やっている1つ1つの作業がどのくらいで終わるのかを計測してみようと思います。これはテイラーの科学的管理法ですね。もちろんその後の経営学の変遷はあるのですが,個人でこの変遷を追ってみたいと思います。

 

● 生活の時間を決める

ワークライフバランス」という言葉があります。いわゆる仕事と生活のバランスをどうとるかという話です。労働時間が長くなってきて,精神的にまいってしまう人が多くなってきたことから生まれた言葉です。

また,最近落合陽一氏が提唱している「ワークアズライフ」という言葉もあります。asは「=」ですから,仕事と生活の区別を付けず,ストレスという軸で人生を考えます。つまり,仕事をしていてもストレスを感じなければ,別に無理にやめて休む必要はない。逆に休んでいてストレスがたまるようであれば仕事をすればいいとも考えられます。私たちの生活はワークとライフをそんなにデジタルに区別できないのだから,ストレスを軸として考えればいいという生活実践です。

ワークアズライフの考え方には私は基本的には賛成です。なぜなら,私のようないろんなことを同時にやる人間にとっては,ワークとライフは自然とシームレスになってくるからです。しかし,must事項と休みたいという感情の折り合いをつけるのが大変な時は私でもあります。人間であって機械ではないですから,そのぶつかり合いが起こるのです。

そこで,ライフの時間をあらかじめ決めてしまって,残りの時間をワークにあて,どの仕事をどのくらい,どのようにやるかをある程度決めていきたいと思います。というわけで計算した結果,6時間は毎日生活の時間をとることにしました。睡眠時間は7時間。つまりワークの時間は11時間ですね。これならば,ストレスをほとんど感じることなく頑張れそうです。完全にオフの日との兼ね合いはまた考えます。

 

Nothing is particularly hard if you divide it into small jobs.

 

 

改訂版 ワークライフバランス -考え方と導入法-

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ドイツ語/ドイツ/動く

今日が最後の休みです。明日から新学期の授業が始まります。ここ最近は決して生産性が高いとはいえない日が続いていましたが,明日からは完全に仕事モードに入れるように準備をしたいと思います。

 

● ドイツ語が楽しい

今月からドイツ語の勉強も少しずつ始めています。NHKの「旅するドイツ語」がとても楽しい番組なのもあり,興味を持ちました。ドイツ語の響きもいいですしね。テキストを先ほど買ってきて,眺めていたところです。

また,クラシックのCDを買ったときについてくるドイツ語の解説も読みたいので,そこを目標に少しずつ習得していきたいと思います。

 

● ドイツにも行ってみたい

ドイツはゲーテがいた場所でもありますし,テレビで見たブランデンブルク門も見てみたいし,とても興味があります。ドイツでクリスマスの期間を過ごしてみたいという気持ちもあります。大学の頃ドイツ語を取っていて,クリスマスがWeinachstag(ヴァイナハツターク)とちょっと怖かった印象がありますが,テキストに載っていた写真はとてもきれいなベルリンの風景でした。

 

● とにかく動く

時間ができましたし,ある程度自由に動けるようになりましたので,とにかくいろんなことになんでもトライしようという気持ちでいます。ドイツ語もどこまで習得できるかわからないけれど,目標はありますし,そこに日々少しでも近づけるように動きたい。そして実際に現地にも行きたい。そういう「やりたい」と思ったことを,言い訳せずに一歩踏み出してみるということを意識して生きていきたいと思います。

 

Wear a smile and have friends; wear a scowl and have wrinkles.

George Eliot

 

 

NHKテレビ テレビ旅するドイツ語 2018年 04 月号 [雑誌]

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不思議と確実/結合/時間

今日は曇っています。昨日の夜はこちらでは雨が降りました。久しぶりに以前の出講先の同僚と飲んだのですが,とても楽しい夜でした。ただ解散した後,一人でまた深酒をしてしまったので,今日は体調が優れません。研究会の予定がキャンセルになって気が緩みました。

 

● 不思議なものと確実なもの

またチェスタトンの『正統とは何か』(春秋社)からの引用です。

 

<不思議なものと,確実なものとの結合―われわれは,驚異の念と親和の念と,その二つを結びつけてこの世界を眺めなければならぬのだ。>(p.7)

 

● 二つの結合

最近同じようなことばかり考えていますが,やはりこれも生活と研究に結び付けられると思います。不思議なもの=研究や仕事,確実なもの=生活というふうに自分に引き寄せることができます。研究や仕事を集中していると,どうしても生活の方がおろそかになってしまいます。それはそれでよいことなのかもしれませんが,どうしても心は不安になってくるんですね。まあ,それで不安にならずに続けられる人が優秀なのかもしれませんし,生活を安定させてくれるパートナーを求めるのもそのせいかもしれませんが…。どのような形であれ,この二つのバランスは現代の生活にとってとても大切なことだと思います。

 

● 時間の使い方

生活と仕事を両立させるには,限られた時間のなかでどのようにバランスさせるかを考える必要があります。この点,パートナーがいる方はより効率よくバランスできるかと思いますが,ここでは個人での話に限定します。

24時間をどのように使うかという話ですが,一番わかりやすいのは3分割して8時間ずつ仕事,生活,睡眠とすることですね。このメリハリがついていて,ストレスもたまらない人は一番良いと思います。しかし,私の場合は一般的なサラリーパーソンの方と違って定時の仕事というのがないので,もう少し違ったふうに考えなければなりません。

そこで,24時間では長くて処理できないので,7時間を睡眠時間として確保し,1時間を1単位として考えます。1時間の中で,仕事と生活を両立させることを考えるのです。つまり,睡眠を引いた17時間を17分割し,1時間ごとに頭を切り替えるというやり方ですね。

時間が来てしまったので,詳しくはまた今度にしようと思います。

 

Experience is simply the name we give our mistakes.

Oscar Wild

 

 

中世英国人の仕事と生活

中世英国人の仕事と生活

 

 

気遣い/仕事/遣い合い

やはりお金を持っているといいのは,人に対する気遣いが金銭という形で表せることですね。

 

● 気遣い

人に対して気を遣うことは,疲れることでもありますが同時に気持ちの良いことでもあります。自分が気を遣うことで,相手が気持ちよく過ごせる,喜んでくれる。そうした時に,とても充実感を得られます。

 

● 仕事はなんのためにするか

私たちは人間ですから,他者がいなくては幸せも喜びもありません。その逆に,元から他者がいなければネガティブな感情もわかないでしょう。人間が社会的な動物であると言われるゆえんです。仕事は,困っていることを解決することなのではないでしょうか。それが自分かもしれないし,他人かもしれません。自分のためにやったことは自己の充実につながるし,他者のためにやったことは双方の充実につながります。現代の仕事の多くは,他者のために身体や頭を使うことで,そのお礼としてお金をもらうという形態を取っていると思います。

 

● 気の遣い合い

そこでもらったお金はどこに行くのでしょうか。もちろん貯金という形で自分のところにプールしておくことはあるでしょう。しかし,一定の額は生活のために必要です。自分のために食べ物を買ったり,生活用品を買うことで,そのお金は他者に渡ります。単純な買うという行為ですが,買う場所がそもそもなければ,私たちは自分で食料などを調達するほかないでしょう。つまり,買う場所を提供してくれた人へのお礼ともいえるのです。こういうシステムを作る人間はやはり社会的な生き物であると思います。

 

Do one thing everyday that scares you.

Eleanor Roosvelt

 

 

アリストテレス入門 (ちくま新書)

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縁/バランス/人生

今日は風が強いですね。新学期が始まる月曜まで休みなので,今日は事務的なことを終えてしまいたいと思います。基本的なことを当たり前に。

 

● 居酒屋の常連さんとの縁

地元で通っている居酒屋があるのですが,そこで知り合った出版関係の役員である方に,チェスタトンの『正統とは何か』という本をだいぶ前に紹介してもらいました。その方曰く,「右に寄るのも左に寄るのも簡単だが,中庸であるのが一番難しい。それをこの本は教えてくれる」ということで,中庸というのは小さい頃からなぜか引っかかる言葉だったのもあり,夜に読んでいます。

 

● バランスを取ること

チェスタトン『正統とは何か』(春秋社)より引用します。

 

<いかにしてわれわれは,われわれの住むこの世界に驚嘆しながら,しかも同時にそこに安住することができるのか。いかにすればわれわれは,この宇宙という奇怪な町―二本脚やら四本脚やら,はては百本足の市民の住むこの町,物凄まじくも太古から輝きつづける無数のランプに照らされるこの町にあって,見知らぬ町の魅惑と同時に,ふるさとの町の慰めと栄誉を感ずることができるのか。>(p.6)

 

● 人生の課題

引用した箇所はチェスタトンが本書の課題としている部分です。そしてこれは同時に,私の人生の課題でもあります。いいこともあれば悪いこともある。新しいことがいいなと思うこともあれば,古いものを愛でたい時もある。毎日毎日あっちに行ったりこっちに行ったりしています。そんな時,自分とは一体何なのかと思わせられます。目に見えるものが良いと思うときもあれば,そんなものはもう嫌だと思うときもあります。本書を読んでいて,発見できることがたくさんあるでしょうから,何か自分にとっての真実にもたどり着けるかもしれません。

 

The way to love anything is to realize that it might be lost.

Chesterton

 

 

正統とは何か

正統とは何か