バックキャスティングから始める

今年はバックキャスティングから始めた。

 

バックキャスティングとは,自分の理想や志を初めに考えて,そこからやるべき行動を決めていく方法のことだ。

 

元旦は自分がどんな人間になりたいのか,どのような人生を送りたいのかを考え,書き出した。

 

そこから徐々に行動を決めていく。

 

自分の核となる考えを行動に映し出すことで,体現していきたいと思っている。

 

そろそろ年齢も年齢であるし,少なくともあと2年は,自分の信念に沿って前に進んでいきたいと思っている。

 

さて,急ぎ書いておきたいのは,研究者の役割である。

 

研究にはいろいろなタイプがあるが,私は必ずしも全員が全員,社会に直接役に立つ研究をしなくても良いと思っている。

 

博士に与えられる学位はPh. Dであり,哲学がその基盤にある。

 

哲学は実学ではない。思考の基盤を提示するものである。

 

したがって,その基盤を備えたうえでの思考から出てきたアイデアは,たとえ現在の時流に沿わないものであっても,一定の価値がある。

 

それが正解か不正解かはその時点ではわからない。

 

しかし,ある事象についてモノの見方・考え方を示すのが研究者の役割だと思っている。

 

したがって,まずはこれまでの哲学がどのような発展を遂げてきたのかを俯瞰することを今年の目標の1つとしたい。