評価/言葉の限界/人間関係

さて,自分を自分でいよいよ律していかなければなりません。他人の評価も大事ですが,自分で自分をきちんと誇れるようにならなければなりません。そうすることでしか,他の人に影響を与えることはできません。

 

● 自分の評価

自分を自分でどのように評価するのかを「自分の中で」持っておくのはとても大事なことです。それは自信につながり,マインドに影響を与え,expressionに出てきます。

しかし,それを他人に押し付けるのは違います。信用してもらおうと自分がいかにすごいかを殊更に他人に伝えようとする人がいます。手段の一つとしては認めますが,私はそのような人を信用しません。実はそうではないからこそ,言葉によって武装するということがあるからです。ですから,自分も,自分の評価は常に持ちつつ,行動で表現していこうと思っています。そのうえで,そのためのスピーチの仕方は学ぶ必要があります。

 

● 言葉の限界

言葉には限界があります。いくら正確に伝えようとしても,現象には言葉では表せない要素が必ず出てきます。だからこそ,世界のことは分からないのであり,他人のこともわからないのです。わからないから面白いという側面もありますが。

しかし,これはだからといって言葉を尽くす必要はないということではありません。言葉を尽くして理解してもらおうと思うことは大切です。ですが,少しでも理解してもらうためには,普段の行動がとても大切なのです。

たとえば,普段仕事を怠けている人がいくら仕事論を熱く語っても,説得力がないですよね。しかし,普段から仕事をバリバリこなして成功している人が語る仕事論は人を惹きつけます。このように,普段の行動が説得力を生むのです。この辺りは鴨頭さんのマインド論が非常に参考になります。言葉には限界があるのだから,行動で補う必要があるということです。

 

● 人間関係を広げる

これからは人間関係を広げていこうと思っています。世界は広い。世界にはいろんな人がいる。それぞれが違う価値観を持っている。それを知らずに世界を知った気になるのはとても恥ずべきことだと思います。

これまでは本とネットで世界のある程度のことはわかると思ってきました。もちろんそれはとても大事な世界を知る手段の一つです。しかし,それ「だけ」では一面的にしか世界のことは分からないのです。実際にその場に脚を運び,人と出会い,話し,目で見た情報と統合されてこそ価値があるのだと思います。そういうわけで,自分の心の壁を少しずつ取っ払っていくように活動してみようと思います。

 

It's all about the journey, not the outcome.

Carl Lewis

 

 

自分の中に孤独を抱け (青春文庫)

自分の中に孤独を抱け (青春文庫)