背景知識/大雨/時代を遡る
今日は休みです。日曜に知り合いの脚本家の方にお誘いいただいて唐組の芝居を観てきました。
● 背景知識ほぼなしで行く
私はお芝居を普段あまり観ることはありません。ですから,唐十郎という名前は聞いたことがあるにしても,どんな芝居をやる人なのか全く知りませんでした。事前に聞いていたのは,「昔のものの再演」であることと「台詞が多い」こと,「恋愛もの」であることだけでした。私もここまで来たら背景知識は一切入れずに観ようと思っていきました。
● 大雨の当日
当日はあいにくの大雨で,傘はさしていたものの風が強く,体を濡らしながら待っていました。「紅テント」と呼ばれるテントの中はとても蒸し暑いことを予想して半袖を着ていったのですが,待っている間はとても寒かったです。中に入ってからはちょうどよい気温だったので良かったのですが。脚本家の方が早めの整理番号でチケットを取ってくださったので,なかなか良い場所で観ることができました。
● 時代を遡る感覚
今回は超満員で,300人以上来ていたでしょうか。椅子などは当然なく,ぎゅうぎゅうになって観るような感じでした。上演時間は2時間半で途中休憩を一回挟むのですが,正直身体を動かせないのはかなりしんどかったです。
テントに入って思ったのは,「現代にいないみたい」ということでした。観劇に行くときはいつも指定席があるものでしたし,どちらかというと上から見下ろす方が多かったので,地べたに座り,舞台を見上げるというのは子どもの頃に戻ったようでした。いや,それも正確ではないかもしれません。子どものときもテントで芝居を観た記憶はありませんから,やはり時代を遡った感覚がありました。
To be or not to be: that is the quetion.
William Shakespeare
唐十郎コレクション〈1〉昼下がりの主役 エッセイ篇 (唐十郎コレクション 1 エッセイ篇)
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