自己修正/邪魔/20時間

ドイツ語の勉強のために,まずは20時間の使い方を振り返りたいと思います。

 

● 自己修正できるだけ学ぶ

これは仮説検証プロセスに似ています。実際にやってみて,修正できるところを修正する。「学習」そのものですね。自分ができることだけやっていても,それは学習ではありません。自分が知らなかったこと,できないことをやっていく。知識であれば,知らなかったことが1つでも出てきているか。発音もスムーズにできるのかどうか。その辺りを意識しながらやっていきます。

 

● 練習の邪魔になるものを取り除く

3つ目は「練習の邪魔になるものを取り除く」こと。これは20時間をきっちり効率よくやるうえでとても大切な要素です。私たち人間は環境に適応する動物です。裏を返せば,環境があればその環境に適応してしまうということでもあります。つまり,スキル習得に邪魔になるものが多ければ多いほど,その環境に適応してしまって,スキル習得以外のことをする可能性も高くなるのです。

 

● 少なくとも20時間は練習する

最後は,「少なくとも20時間は練習する」ということ。これは20時間である程度のスキルを習得することができるということもそうですが,何よりも「苛立ちの壁」を突破することにあります。練習を始めると,なかなかできない自分に苛立ちを覚えることがあります。その段階で,「自分はもうだめだ」「才能がない」とあきらめてしまうことがとても多いのです。しかし,とりあえず20時間練習しようと決めてしまうことで,スキルの習得に必要な十分な時間を確保することができます。日々,少しでも上達している自分を意識しながら続けられると良いと思います。

 

Learning is a treasure that will follow its owner everywhere.

 

 

CD BOOK しっかり身につくドイツ語トレーニングブック (CD BOOK―Basic Language Learning Series)

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