発展/ルーツ/アップデート
暑い日が続きそうですので,体調管理はしっかりと。
● 発展の過程
前回の記事でメモしていたシュワブ氏による発展過程について思うところを書いておこうと思います。
人間が自分たちを世界の中心に置いた時代から,実はそうではないと気づき,自らの意思決定も自己以外の要素に大きく影響を受けてなされると気づいてきた,という風にまとめられると思います。西洋思想では「自然は支配するもの」であり,自然は「調和するもの」と考える東洋とよく対比関係に置かれますが,こうした見方はかなり以前の見方なのではないかと思いました。
● ルーツはたしかにそうかもしれないが…
こういった話はよくあります。たとえば,京都人は本音と建前を使い分ける。言っていいることと実際の行動は違うから気をつけろと関東ではよく聞きます。昔はたしかにそうだったのかもしれませんし,今でも一部ではそういう部分もあるでしょう。しかし,これは関東人でも同じような人はいますし,おそらくどの地域でもこのような人はいる。そして現代において未だそういった風習というか気質は残っているのかと疑問に思います。
● アップデートする
京都の例は実際のところはどうなのか検証していないのでわかりませんが,情報をアップデートせずに語ってしまうことへの恐れがあります。変化を知らずに,聞きかじったことを事実と決めつけて偏見を持って接したくはないものです。しかし,火のないところに煙は立たないという言葉もありますから,やはり実際に自分の眼で見て,その場その場で判断していくことが重要だと思います。断片的な情報はあくまでも参考資料であるという意識をもって生活した医と思います。
Seeing is believing.