大学受験,過去問の使い方①
今日は午前中だけ高校で授業。
3年生は推薦で決まった人も多いので,一般受験をする人向けに授業をした。
こうすると推薦で決まった組はモチベーションが下がりまくるが,一般組を落とすわけにはいかないので仕方がない。
2年生は一週あいての授業。しっかり休んだからか,出席率がいい。2年生のこの時期は,受験に対する意識を徐々に上げていくこと。
受験勉強を始めるのは早ければ早いほど良い。巷で言われている「受験生は勉強一色」というのは,基本的に3年生から本格的に勉強し始める人に当てはまると考えている。
きちんと前段階で準備しておけば,あとは試験形式に適応するだけでそれほどやることは多くないのだ。
今日は授業後に過去問の使い方について質問が来た。
受験生はこの時期過去問を始めると思うが,どう使っていいのかよくわからないらしい。
「やったらやりっぱなし」はもちろんよくない。以下に,簡単ではあるが過去問の使い方を書いておく。
まず,当たり前だが解いて,答え合わせをしてみること。このとき解説は読まなくていい。とにかく一度やってみる。
この段階で学ぶべきは,自分の実力と志望校の求める学力とのギャップである。
次に,解説を読み込む。このときに意識するのは,間違えた問題について,知識が足りなかったのか,解き方が悪かったのかを区別することである。
次に,解説通りにできるか,間違えた問題をもう一度解いてみる。キーワードは「再現性」で,知識の再現と解法の再現を意識する。
最後に,出題された問題形式や時間配分などを確認して終了。
これが過去問を解く簡単なプロセスである。もちろんこの他にも考慮してほしいことはあるが,それはまた別の機会に書くことにする。