人の話を聞く

昔から「お前は人の話を聞かない」と言われます。本人は人の話を聞いているつもりなのですが,そういわれるということは,言われたことを実践していないということなのでしょう。人の話をいわれるままにすべて実践していたら,何もできないだろうというのがこちらの言い分なのですが,人を見極める目は持っていたほうがいいなと感じています。つまり,誰の話を聞くのかということです。

昨日も夜に地元の駅に帰り着き,帰宅しようと帰り道を歩いていると,よく行くバーの店内から私の姿を見つけた親しくさせていたいる方が私を呼び止めました。「一杯付き合ってくれ」ということで,「あまり遅くならなければ」と一杯付き合うことにしました。

その方はそれなりに飲んでいて酔っ払い,いつもにもまして熱く私に語ってくれました。内容は「人の話を聞け」。その方は私のこの10年を知っている方なので,とても説得力のある話し方で,人の話を聞く大切さを教えてくれました。人生の師としてついていくことはないにしても,こういう人の意見を冷静に聞く余裕がこの10年なかったなあと,いつも会って話しているのになぜか新鮮な感じがしました。

このタイミングでこういう話を聞けたということには何か意味があると思います。「人の話を聞く」。なかなか私にとっては難しいことかもしれませんが,意識していこうと思っています。